蓮沼執太の個展〈知恵の処方〉が今月20日(金)から3331 Galleryで開催

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東京出身の音楽家・蓮沼執太の個展〈知恵の処方〉が今月20日(金)から5月11日(月)にかけて東京・千代田区の3331 Galleryで開催される。
〈知恵の処方〉は彼にとって昨年アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)の招聘により滞在したニューヨークから帰国してから初の個展。この個展後も、5月開催予定の個展〈作曲的|compositions – space, time and architecture〉や7月開催予定の国際展別府現代芸術フェスティバル2015〈混浴温泉世界〉への出展が決まっている。
プレス・リリースによれば、今回の個展で披露されるのは新作のインスタレーション。展示空間に音響的彫刻をインストールし、観客の存在/不在といった環境因子によって音響を変容させる、現象の作曲を試みるという。個展の概要は以下のとおり。(以下、プレス・リリース引用)

■3331 GALLERY ♯026 3331 ART FAIR recommended artists 
蓮沼執太 〈知恵の処方〉
日程:2015年03月20日(金)~2015年05月11日(月)
オープニングパーティ:3月20日(金) 18:00-20:00
時間:12:00-20:00
休み:会期中無休
料金:無料
会場:3331 Gallery 
住所:〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11-14 
3331 Arts Chiyoda 1F
協力:NO ARCHITECTS

「知恵の処方」によせて
当初、私は展覧会のタイトルを『No Music was Playing』にしようと考えていました。主題は古い時間と新しい時間の接続です。それは今も変わらないのですが、そこへふと、ルーマニアの思想家エミール・シオランの短文の一節を思い出しました。

われわれは、時間にゆっくりと押しつぶされるよりは、時を追いこし、刻々の時にわれわれの時間を加えるほうがましではないかと考えた。この、古い時間に接木された新しい時、練りあげられ、計画された時は、やがてその有毒性を暴露しようとしていた。時は、自己を客観化しながら、歴史、すなわち、われわれ自身が自分の前に打ちたてた怪獣から脱れることのできない宿命となろうとしていた。それに対して受身の態度や、知恵の処方は何ものもなしえなかった。
『自己に反する思考』

そこで、我々に潜在する時間感覚を共活性、すなわち人間とそれ以外の総て、地球の総体を比較する実験を試みました。その方法は無限にあって構わないでしょう。

*『知恵の処方|Prescription for Coactivity』について
“coactivity” を “知恵” と翻訳しました。co-activity=共活性。またはサイエンスの領域だと、同時活性化、という意味が近しいでしょうか。- 蓮沼執太

五感を刺激する庭
武満徹に『時間(とき)の園丁』と題する著書がある。音楽家の書物にこれを凌ぐ題名はないのではないか。『シザーハンズ』のジョニー・デップよろしく、ざっくざっくと音を刈り込み、刻み、整える作曲家の手業が目に浮かぶ。
 蓮沼執太には志村信裕と協働した「時間の庭」というライブイベントがある。たぶん先達へのリスペクトを込めた命名だろうが、いずれにせよ「園丁」や「庭」は蓮沼作品にもふさわしい修辞に思える。時が奏でる、そして僕らも奏でる。「僕ら」の介入によって「時」はわずかに、だが決定的にその様相を変える。
 同様に、庭師・蓮沼が展覧会という庭の造園を手がけると、植物や昆虫(アート作品)から成る生態系は確実に活性化される。
庭に迷い込んだ我々も大いに五感を刺激されるに違いない。 – 小崎哲哉(『REALTOKYO』『REALKYOTO』発行人兼編集長)


 
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