Album Premiere and Interview: V.A. ONE MINUTE OLDER – Virgin Babylon Records 5th Anniversary

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今回のAlbum Premiereは、world’s end girlfriendが主宰するレーベルVirgin Babylon Recordsの設立5周年を記念したコンピレーション・アルバム『ONE MINUTE OLDER』本コンピはそのタイトルが表すように、50組のアーティストが「約1分の曲」というテーマをもとに制作した書き下ろし曲で構成された作品で、どのアーティストもそうした制約の中で各々の個性を凝縮したサウンドを鳴らしている。今回は、その『ONE MINUTE OLDER』の前半25曲のプレミア試聴に加え、world’s end girlfriendにインタビューをおこない、本コンピの制作背景やレーベル運営について話してもらった。
 

Album Premiere: Various Artists ONE MINUTE OLDER – Virgin Babylon Records 5th Anniversary

 

 
Interview: world’s end girlfriend

Public Rhythm(以下PR):まず、今回のコンピについてですが「約1分の曲」というテーマはどのように生まれたのでしょうか。

world’s end girlfriend(以下weg): Virgin Babylon Recordsが5周年なので何か企画ものをやろうとおもい、普通に所属アーティストでコンピをやっても面白味がないので何か足かせとなるテーマかコンセプトがあった方が面白くなりそうだなと思い「1分の音楽」をコンセプトにしました。
それはレコードからCD、CDからiPod、YouTube、ストリーミングへと音楽メディアの変化によって
自分も含め音楽の聴き方、音楽と時間と場の関係性が変わってきました。
これは良いか悪いかはさておき、iTunes Storeの試聴やYouTubeなどで、ある1曲を聴くか聴かないかの判断を短時間で決めてしまったり、ネットやりながら聴き流してしまったりすることが皆多いとおもいます。
それだったら逆に短時間で完結してしまう1曲や、より耳を惹きつけるような凝縮された音楽がパッケージされたアルバムができれば面白いな、とおもいこの1分曲コンピをやることにしました。
1分曲なので所属アーティストのみだとアルバム全体が短く物足りない、それに周りには面白い音楽を作ってる友人知人も多く、若手にも面白い音が沢山あったので皆に声をかけて参加していただきました。

PR: 各アーティスト達から送られてきた曲を実際に聴いた際の感想はどうでしたか。

weg: 1分曲というコンセプトは作り手にとってはある種の足かせとなるものなのでもしかしたらつまらない曲が多く集まってしまう心配もありましたが、曲が届きはじめると、多くの作品が自らの核を1分に凝縮したような曲が多く、それらの短い楽曲が大量に集まる事によって予想してなかった新たな流れや魅力も生まれとても素晴らしい作品になりました。曲順も100パターンぐらい色々試してこの曲順がベストだとおもえる流れが作れました。
アルバムやコンピ、音楽の見せ方としてもとても面白い作品ができたとおもいます。

PR: 今回のコンピで実施した一般公募や『Virgin Babylon Selected Works』のように、レーベルとして積極的に若手アーティストをフックアップしていますね。『Virgin Babylon Selected Works』については、発生した収益に対するレーベルの取り分がゼロというのもとてもユニークだと感じました。あまり他のレーベルではおこなわれない(おこないにくい)取り組みだと思いますが、こうした活動についてどのようなお考えを持っているのでしょうか。

weg: まだ誰もが知らないところに一人でひっそり最高な音楽を作ってる奴がきっといる、そういう奴の音楽に出会いたい。という想いが昔から根っこにあるからでしょうか。
今作の一般公募も、最初はもしかしたら全然満足できる曲は来ないかもと心配があったので「該当者無し」もありうるってことではじめたんですが、300近い応募もあり、良い曲が予想よりたくさんあってうれしかったですね。
最終選考まで残ったが選ばれなかった楽曲も素晴らしいのでこのまま埋もれるのはもったいないとおもい『ANOTHER ONE MINUTE OLDER』としてフリーで配信することにしました。
表面上の技術が未熟でもそれを超える魅力や想いの強さや才能を強く感じるものは大好きです。
当たり前に良い音楽には有名無名も若手もベテランも関係ないので、多くの人に聴いてもらいたいとおもった作品はこれからもリリースしていきたいです。
Bandcampで投げ銭リリースし売上は全額アーティストに支払うという『Virgin Babylon Selected Works』のやり方も多少の手間はありますが特に負担も大変なこともないのでもっとデカいレーベルもやればいいのにとはおもいますね。
Virgin Babylon Selected Works』は基本的にまだCDなどリリース経験がないアーティストを中心としているので作り手にとっては音楽によってお金を得る事。
リスナーにとっては支払ったお金が作家に直に届くこと、サポートになる、ということを感じてもらえれば良いなとおもっています。

PR: レーベル設立からの5年を振り返ってみていかがだったでしょうか。また、レーベルを運営していく中で、1アーティストとしての意識や創作活動に何か変化や影響はありましたか。

weg: レーベルはやって本当によかったです。
一番よかったと感じるのは音楽への強烈な想いというか、愛情というか、そういうのを自分の音楽だけではなく他の音楽家の作品にも向ける事によって自らの想いが分散されバランスがとれたというか、健全に病んだ状態でいれるなと。
レーベルやってなかったら延々と想いが自分の音楽にだけずっと向かい続けるのでそれはちょっとキツいし頭おかしくなりそうだなと、あまり自分が望む音楽との関係性ではないですね。
楽曲制作への影響は何かしらはあるとおもいますが直接的なものや意識できるものは特にありません。それよりも歳をとる程に音楽も感覚もより自由になってきているとは感じます。

PR: Virgin Babylon Recordsは既に国内外で定額配信サービスを通じて作品を配信しています。日本でもようやく定額配信サービスの利用が浸透していきそうですが、レーベル・オーナーとしてそれをどう捉えていますか。

weg: まあ、そうなるよね、とおもうだけですかね。
とても良いサービスだし、CDやデータを買うより安く大量に聴けるんだからそりゃ使いますよって感じで。
ストリーミングサービスはすでにあるものだし、ナップスターやyoutubeやネットレーベルの登場時のような衝撃度はそんなにないですが、定額配信サービスは自然と当たり前になるとおもいます。
音楽メディアや聴き方の変化はその時代の人々が求めてる形になっていくだろうし、そこの流れには個人の好みやそれぞれのメリットデメリットはあれど逆らうつもりもない。
Apple Musicはかなり強いとおもうのでCDはより売れなくなるとはおもいます。
自分はまだApple Musicはじめてないんですがリスニング専用にipad mini注文したので近々楽しむ気満々です。音楽の作り手としてはまた別次元の話なので特に影響はありません。

PR: 今後のVirgin Babylon Recordsの活動予定を可能な範囲で教えてください。

weg: 今後のリリース情報はまだ明かせないのですがリリース予定はいくつかあります。
あと、まだ情報解禁前ですがレーベル主催で10月にworld’s end girlfriendワンマン公演やります。
Virgin Babylon Recordsは基本的にアーティストに対しては制作の締切も楽曲の要望も出す事はなく
各自に自由にやらせる場です。アーティストには安心して自由にやれる場を与えれればあとは各自が自然発生的に美しくも歪なものをどんどん産み出します。そこで産み出せなくなったらそれはそういうことです。
Virgin Babylon Recordsにしろworld’s end girlfriendにしろこれからも変わらず音楽に献身し、仕える身です。

 
Interview & Text by Kanou Kaoru

Various Artists
ONE MINUTE OLDER – Virgin Babylon Records 5th Anniversary

LABEL : Virgin Babylon Records
CATALOG : VBR-025
FORMAT : CD / DATA
PRICE : CD ¥1997
Release 2015.07.14

Tracklist:
01.Go-qualia / Unus
02.Mulllr / ceil
03.world’s end girlfriend / FOOL’S MATE
04.でんの子P / 60秒で○チャ○チャしたい
05.FilFla / made-mada
06.COM.A / YahiroHole
07.canooooopy / 惑星再編のための電子草案 [e-draft for regrouping planets]
08.Joseph Nothing / scumtopia
09.suppa micro pamchopp / break time let’s faces before
10.DE DE MOUSE / virgin steps
11.Ms. Bigelow / HELLO
12.Rhytone / Game Culture
13.Fragment / Killlllllll Piano0o0
14.Serph / airwave
15.Sane Masayuki / sweeping
16.Sagara / Birth
17.あらかじめ決められた恋人たちへ / blast
18.BOOL / will of the king
19.Arai Tasuku / For the griefs of “Elsa who was embedded in ice”, my dear
20.matryoshka / Etude For Twelve Fingers
21.ハチスノイト(from 夢中夢) / chuchr ideins ouy
22.mus.hiba / Pasania
23.メトロノリ / 山泊
24.Aoki Yutaka (from downy) / Im Wald
25.pin.oknw / Organfish
26.Miii / Rayuela
27.Ryoma Maeda / Cats are scrapping a Vocaloid
28.about tess / DIABOLICA
29.bronbaba / blue no season
30.Vampillia / docomo
31.OVUM / Hell Yeah
32.Marmalade butcher / Noxious
33.Supersize me / Ophelia
34.Piana / charm
35.Masahiro Kawano / noisy one minute clock
36.mergrim / Silent Conflict
37.Ayl.E / ouisqui
38.N-qia / tamashee
39.Kazuki Koga / Dome Sloper
40.hanali / One Thousand Gorges
41.Smany / 雨
42.Anoice / in 7
43.Jimanica / Mark 2003
44.食品まつりa.k.a foodman / レゲエ
45.backwatertobackwater / steps end of winter
46.Yaporigami / Ovary Nibbling
47.Y.D (from 夢中夢) / セシウム133の放射周期のn倍と最古の六十進法を共に基準とする座標系においてワインと燃えるパピルスの特異点が有限の中に無限を奇妙に内包する1分または60秒の音楽
48.KASHIWA Daisuke / Acer
49.world’s end boyfriend / SCHOLA
50.クロサキヒロミ / 午後

特典音源(約60分のレーベルサンプラー)付きのVirgin Babylon Records公式通販ページ
http://www.virgin-babylon-records.com/unsupermarket/music_043.html


 
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