Album Premiere and Interview: BOOL – OMOSHIRO DARKNESS

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今回のAlbum Premiereはポエムコアのオリジネーター、BOOLが12月24日に〈Virgin Babylon Records〉からリリースするニュー・アルバム『OMOSHIRO DARKNESS』。昨年10月にリリースした初のCDアルバム『THIS IS POEMCORE』に続く本作は、アルバム・タイトルにもなった「おもしろいこと」と「ダークなこと」を同時に追求した作品。制作面では〈Virgin Babylon Records〉主宰のworld’s end girlfriendが、canooooopy、mus.hiba、Kazuki Koga、arai tasukuがそれぞれプロデュースやアレンジ等で参加した他、収録曲「The Panty Anthem」ではコーラスの公募もおこなわれました。
本稿では『OMOSHIRO DARKNESS』の前半7曲のプレミア試聴とあわせて、本作の制作にまつわるBOOLへのメール・インタビューを紹介します。

 

 
Interview: BOOL

Public Rhythm (以下PR): 前作から約1年の期間を経てリリースされる本作ですが、前作リリース時のインタビューで語っていた「おもしろかっこいい」という言葉から、本作のタイトルにもなった「おもしろダークネス」にたどり着いたのはいつ頃だったのでしょうか。

BOOL: 前作「THISI IS POEMCORE」にも参加して頂いたDJ JET BARONさんが「おもしろおじさん」という「おもしろかっこいい」をさらに発展させて自分の言葉として提示していたのにすごく影響をを受け、私も自分なりの「おもしろかっこいい」を言語化しようと思い、昨年12月に「おもしろダークネス」という言葉を生み出しました。「ポエムコア」という言葉もそうですが、コンセプトを言語化するということはキャッチコピー的に他人に伝えやすくなるという効果の他に、自分の中のビジョンがより明確になり表現の強度が増すという点においても重要だと思います。今作はこの「おもしろダークネス」というコンセプトを多角的なアプローチで表現している作品になります。

PR: 前作は『ポエムコア』とBOOLという存在を広めるきっかけになったと思います。リリースを経て周囲やオンライン、あるいは自分自身に変化は感じましたか。

BOOL: 周囲やオンラインでの反応の変化は多少はあったと思いますが、ポエムコア自体がものすごく広まったなどの劇的な変化は正直無いです。
ただ、ネタ的に消費されるだろうなと思われていたポエムコアといういまいち実態を持たなかったジャンルをCDというフィジカルでリリース出来たというのは私自身にはとても大きいことでした。また、よりポエムコアを実態化するために「おもしろダークネス」というリアル空間でのパーティーも今年から主催するようになりました。
曲の制作でもフィジカルという選択肢が増えたことによって、普段ネットにアップする曲は、肩の力が抜けてより真剣な悪ふざけが出来るようになりました。

PR: 今回収録曲の「The Panty Anthem」ではコーラスの公募をしていました。これにはどのような狙いがありましたか。そして、完成したトラックでその狙いは成功しましたか。

BOOL: まず「The Panty Anthem」のコーラスを公募で募集してポエムコア版「We Are The World」みたいな曲にしようというのは、MIX、アレンジを担当したWorld’s End Girlfriendのアイデアです。
「スキル関係なくだれでもできる」ものがポエムコアだと思っているのですが、残念ながらポエムを読むというハードルは結構高いみたいで、ポエムコアの作り手は中々増えません。しかし今回のワンフレーズだけという、さらに低い条件なら、ある程度挑戦してくれるのではと思っていました。結果的にたくさんの応募があり、曲自体も近年まれにみるオリジナリティーがありすぎる楽曲に仕上がりました。音質もBPMもバラバラですし、凄くおもしろい人、力が入り過ぎて、からまわってすべってる人、と微妙にみんな同じ方向を向いてないのが、一堂にまとめられている感じがまさにインターネット的でおもしろいなと思っています。仮にみんなを一同に集めてレコーディングしたらこの感じにはならなかったと思います。

PR: リリック・ビデオが先行公開された「闇ヲ走ル」でも感じたのですが、BOOLの世界観は〈Warp〉移籍後のOneohtrix Point Neverに通じるナンセンスさやシュールさがあると考えています。具体的にシンパシーを感じるミュージシャンや作家はいますか。

BOOL: あげて頂いたOneohtrix Point Neverや今話題のArcaは意識してます。
ジャケのCGも「Fried Chicken Yesterday」のPVも完全に悪のりでArcaを意識して作ってます。 
ただ、元ネタをそのままつかうと「おもしろダークネス」のテイストにはなりません。「おもしろダークネス」とはその名の通り「おもしろ」+「ダークネス」なものが合わさったものです。

さらに具体的には、以下の3つの要素の絶妙なブレンドで「おもしろダークネス」はできていると考えています。

「ストレートに文句なくかっこいい」  例(THA BLUE HERB 、X Japan)
「おもしろい」 例(筋肉少女帯、有吉弘行 、おぎやはぎ)
「世界観がヤバい」例(suicide、デヴィッド・リンチ 、Oneohtrix Point Never)

影響を受けたり、リスペクトしているミュージシャンや作家はたくさんいるのですが、「おもしろダークネス」という観点でシンパシーを感じる人物というと中々いないのですが、あえてあげるとすると山田エクスカリバーです。彼は豹のように眼光が鋭く、たたずまい自体が文学的です。

山田エクスカリバー主宰の参加型コンピ『GESPAK #7』

PR: 2年前のクリスマス・イヴにはWorld’s End Girlfriendとのシングル「ゆでちゃん」をリリースされていました。本作も再びクリスマス・イヴにあわせてリリースされるわけですが、その意図と、今までで一番印象的なクリスマスのエピソードを教えて下さい。

BOOL: ここ数年ハロウィンの近年の盛り上がりのせいもあり、どこかクリスマス自体がイベントとして盛り上がりに欠け、イブの夜にデートするのもおじさんとおばんさんだけ、という冷めた若者からの意見をたまに耳にするのです。それはさびい、やっぱりクリスマスは楽しいイベントだよ!私がスケベなサンタになってクリスマスを盛り上げたい!という思いもあってこの時期のリリースが多いです。
一番印象的なクリスマスは、やはり「ゆでちゃん」をリリースしたときが一番ポエムコアが広まった瞬間でもあるので忘れられないですね。

そして最後に、この文章を読んでいるあなたが、もしサンタクロースなら「OMOSHIRO DARKNESS」をベッド脇のその靴下の中にいれてあげるべきだ。

 

Interview Kanou Kaoru

公演情報

od06

「おもしろダークネスvol.6 ~OMOSHIRO DARKNESSリリースパーティー~」
OMOSHIRO DARKNESS release party
2016 1/10 (SUN.)
open/start 17:00-22:00
@西麻布BULLET’S
HP/詳細 http://boolnet.tumblr.com/
出演:
BOOL feat. world’s end girlfriend + VJ Yasuyuki Yoshida
arai tasuku feat. BOOL
mus.hiba
kumorida
emeow(MEOW!!!)
春太郎
クイズくん a.k.a.泥団子食べ太郎
AMANDA
and more…

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