川崎市市民ミュージアムがGWに特集上映「ポーランド映画祭2015 in 川崎」を開催

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+Pin on PinterestShare on TumblrEmail this to someoneBuffer this pagePrint this pageShare on VKShare on RedditFlattr the authorDigg thisShare on LinkedInShare on YummlyShare on StumbleUpon

川崎市市民ミュージアムが今年のゴールデン・ウィークに特集上映「ポーランド映画祭2015 in 川崎」を開催する。
映像ホールのリニューアルにより導入されたデジタルシネマを活用し、デジタルリマスター版で鮮明に甦ったポーランド映画の傑作群を上映しようという今回の企画では、世界的巨匠アンジェイ・ワイダの戦争三部作や、今回が日本初上映となる『サムソン』、ポーランド映画の源泉とも称されるウッチ発の映画が上映される。
なお、同館では5月7日から15日にかけてアグニエシュカ・ホラント初期作など全3本を上映する「戦後ポーランド映画の系譜」、5月21日から29日にかけてレンフィルムの名匠監督の全4本を上映する「セミョーン・アラノヴィッチ特集」が催される。「ポーランド映画祭2015 in 川崎」の開催概要は以下のとおり。

川崎市市民ミュージアム 映像ホール 5月 特集上映《ポーランド映画祭2015 in 川崎》

■タイトル《ポーランド映画祭2015 in 川崎》
■開催日程:2016年4/29(金・祝)~5/5(木・祝) [※5/1は休映。6日間上映]
■特別料金(1作品につき):一般・大学・高校生・65歳以上1000円、小中学生・友の会会員800円、スカラチケットは使用不可、未就学児・障害者手帳をお持ちの方及びその介助者1名無料

■主催:川崎市市民ミュージアム、ポーランド広報文化センター、マーメイドフィルム、ポーリッシュ・フィルム・インスティチュート、ポーリッシュ・フィルムメイカーズ・アソシエーション、CULTURE.PL、スコピャ・フィルム/協力:フィルムスタジオ・カドル、フィルムスタジオ・ゼブラ、CRF/後援:駐日ポーランド大使館/配給:マーメイドフィルム/配給協力:コピアポア・フィルム

■企画趣旨:
映像ホールのリニューアルにより導入されたデジタルシネマを活用し、デジタルリマスター版で鮮明に甦ったポーランド映画の傑作群をお届けします。世界的巨匠アンジェイ・ワイダの戦争三部作に加えて、日本未公開作品『サムソン』がお目見えします。また、国立映画大学がありポーランド映画の源泉ともえるウッチ発の映画を厳選してご紹介します。

■上映作品(8作品):『世代』『地下水道』『灰とダイヤモンド』『サムソン』『身分証明書』『エヴァは眠りたい』『ヴァバンク』『約束の土地』

~アンジェイ・ワイダと戦争~

■世代
1954年/モノクロ/DCP/88分/監督:アンジェイ・ワイダ

P1_世代 (c)有
(c) FILMOTEKA NARODOWA, STUDIO FLMOWE “OKO”, STUDIO FLMOWE “TOR”, STUDIO FILMOWE “KADR”, STUDIO FLMOWE “PERSPEKTYWA”, STUDIO FLMOWE “ZEBRA”

[2回上映]4/29(金・祝)11:00、5/5(木・祝)14:00
“ポーランド派”の先駆的作品と目されるワイダの長編第一作。貧民街出身の男が共産主義者の抵抗運動に参加している女に恋をするという単純な物語だが、矛盾した性格をもち苦悩を抱えた悲劇的キャラクターの登場、ネオレアリズモ風の撮影、『灰とダイヤモンド』のツィブルスキの出演等ワイダ作品の特徴が垣間見られる一本である。

■地下水道
1956年/モノクロ/DCP/97分/監督:アンジェイ・ワイダ

P2_地下水道 (c)有
(c)STUDIO FILMOWE “KADR”

[2回上映]4/29(金・祝)14:00、5/4(水・祝)11:00
ワルシャワ蜂起に参加したイエジ・ステファン・スタヴィンスキ脚本によるワイダの傑作。対独レジスタンスが地下の下水道で繰り広げる死闘をドキュメンタリー風に演出した本作、光と影を巧みに使った撮影は後年ホラー、サスペンスジャンルの作品に多大な影響を与えている。カンヌ映画祭審査員特別賞。

■灰とダイヤモンド
1958年/モノクロ/DCP/104分/監督:アンジェイ・ワイダ
[2回上映]4/30(土)11:00、5/4(水・祝)14:00
ヴェネチア映画祭で国際批評家連盟賞を受賞し監督ワイダの名を一躍世界に知らしめた歴史的作品。戦時中レジスタンス活動に従事し、戦後はテロリストとなり悲惨な最後を遂げる青年。ロマン主義的な主人公のキャラクター、寓意を多用した演出、シャープなモノクロ映像で描かれる青春の栄光と挫折は今見ても切ない。

■サムソン
1961年/モノクロ/DCP/118分/監督:アンジェイ・ワイダ
[2回上映]4/30(土)14:00、5/5(木・祝)11:00
1939 年~43 年のワルシャワを舞台に、ユダヤ人居住区の墓堀人の手で助けられたユダヤ人の運命を描いた本作。旧約聖書の英雄サムソンになぞらえた主人公の過酷な体験は、戦時下における不条理な日々を見るものに印象づける。今回が日本での初上映。ポーランド国内でもこの映画の存在を知る人は少ないといわれる幻の作品。若き日のポランスキーも出演している。

~ポーランド映画の都・ウッチ~

■身分証明書
1964年/モノクロ/DCP/76分/監督:イエジー・スコリモフスキ

P5_身分証明書 (c)有
(c)STUDIO OKO

[1回上映]5/1(日)11:00
ウッチ映画大学在学中に、主にウッチ市で撮影されたスコリモフスキ自作自演の長編第一作。24 歳のアンジェイは毎日を無為に過ごしていたが、ある日兵役を志願。映画は彼が兵役につくまでの16 時間を追いながら、主人公の社会に対する怒りや行き場のない焦りを表現。物語性の否定。斬新なカメラワーク等、巨匠の才気溢れる演出に痺れる1 本。

■エヴァは眠りたい
1957年/モノクロ/DCP/99分/監督:タデウシュ・フェミレフスキ

P6_エヴァは眠りたい(LOW)  (c)有

(c)KADR Film Studio

[1回上映]5/1(日)14:00
幻想とリアルをバランスよく織り交ぜた不条理でダークなユーモアとルネ・クレール風の抒情性をあわせもつフミェレフスキ(1954 年ウッチ映画大学卒)の大ヒット作。本作は娯楽喜劇として作られた戦後最初の作品と言われ、全住民が警官か泥棒という奇妙な町に若い娘エヴァがやってくる物語は、ポーランドの現実を暗示しているかのようだ。サン・セバスティアン映画祭グランプリ。

■ヴァバンク
1981年/カラー/DCP/109分/監督:ユリウシュ・マフルスキ
[1回上映]5/3(火・祝)11:00
ウッチ映画大学を卒業後、70 年代後半から活躍しているマフルスキの大ヒット作。30 年代のワルシャワで刑務所帰りの詐欺師が再び悪事を働く犯罪コメディ。米映画の名作『スティング』を想起させる出来栄えは一級品。ポーランドで知らない人はいないとも言われる本作は、同じキャストとスタッフで続編もつくられている。また主演俳優は監督の父親である。タイトルはva banque(仏)からの借用。ギャンブラーの隠語で、「全財産を賭けること」を意味する。

■約束の土地
1974年/カラー/DCP/169分/監督:アンジェイ・ワイダ

P8_約束の土地  (c)有
(c) STUDIO FILMOWE “PERSPEKTYWA”

[1回上映]5/3(火・祝)14:00
70 年代のワイダ(1953 年ウッチ映画大学卒)は文学作品を数多く映画化しているが、なかでも国内外で高い評価を得ているのが本作である。ウワデゥスワフ・レイモントの小説をもとにユダヤ、ポーランド、ドイツという異なった民族に属する若き親友3 人が工業都市ウッチで身を立てようとする物語は、青春群像劇でありながら、同時に富む大都市の肖像にもなっている。

■上映スケジュール
4/29(金・祝) 11:00 世代   / 14:00 地下水道
4/30(土) 11:00 灰とダイヤモンド / 14:00 サムソン
5/1(日) 11:00 身分証明書    / 14:00 エヴァは眠りたい
5/3(火・祝) 11:00 ヴァバンク    / 14:00 約束の土地
5/4(水・祝) 11:00 地下水道     / 14:00 灰とダイヤモンド
5/5(木・祝) 11:00 サムソン     / 14:00 世代

川崎市市民ミュージアム – 川崎市市民ミュージアムホームページ川崎市市民ミュージアム
http://www.kawasaki-museum.jp

Tweet about this on TwitterShare on FacebookShare on Google+Pin on PinterestShare on TumblrEmail this to someoneBuffer this pagePrint this pageShare on VKShare on RedditFlattr the authorDigg thisShare on LinkedInShare on YummlyShare on StumbleUpon