Interview: Gold Panda

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(Photo by Laura Lewis)

3年ぶりの新作『Good Luck and Do Your Best』を5月18日にリリースするロンドン拠点のプロデューサーGold Pandaが、そのリリースを前に急遽プロモーションで来日。今回紹介するのは、その際におこなったインタビューの模様です。短い時間ながらも日本で出会った言葉をタイトルにした今回のアルバムについて色々と伺うことが出来ました。

 

Interview: Gold Panda
(インタビュー, 文: 加納薫)

――3年ぶりのアルバム・リリースとなりますが前作『Half of Where You Live』のリリース後はどのように過ごされていたのでしょうか?

Gold Panda: 実はこの3年の間精神的にとても疲れてしまったんだ。それこそ音楽を作るのも嫌になってしまうくらい。個人的には作った音楽はすぐに世の中に発表したい性格なんだけれど、やっぱりツアーやプロモーションにはとても時間がかかるから……
今回の作品については、最初からアルバムを作るという計画がメインにあったというわけではなくて、ババーっと沢山作った曲の中からピックアップして出来上がったんだ。
アルバムを作るってことにはプレッシャーを感じてしまうんだけれど、曲自体は1日あれば1曲完成するから、この2年間は自分の思うままに本当に数えられない位の曲を作ったよ。

――そういうアルバムの作り方は今回の作品が初めてですか?

Gold Panda: そうだね、こういうやり方はあまりしたことがなかった。今までは初期衝動で一気に作るほうがまとまりがある作品になると考えていたんだけど、やっぱり自分の音っていうのがそれぞれの曲にあることに気づいて、今回みたいなやり方をしてみてもいいんだと思ったよ。

――今回の作品もオリエンタルな要素であったり、繊細なメロディであったりと、過去の作品に共通する点が多くあると思います。具体的な制作方法に何か変化はありましたか?

Gold Panda: 制作方法については今までと全く変わらなくて、ドラムマシーンやPCでシーケンスを組んで、ライヴ・レコーディングしているんだ。

Gold Panda – Time Eater | 『Good Luck and Do Your Best』収録

 
――アルバム・タイトルの『Good Luck and Do Your Best』についてお聞かせ下さい。日本滞在中に出会った言葉だと伺いました。あまりネイティヴの方は使わなそうな言い回しですが……

Gold Panda: 2014年に日本に来た時に観光することになったんだけど、あまり観光地ってところには行きたくなくて、それこそ京都のはずれの田舎町で遊んだりしたんだ。それで京都から広島に移って、市内を回っている時に乗ったタクシーの運転手さんからこの言葉をかけられたんだよ。
言い回しについてはそうだね。勿論意味的には伝わるけれど、ナチュラルじゃなくてちょっとコミカルな表現ではあるかな。でも、その運転手さんの言葉は僕にとってすごいモチベーションになったんだ。それですぐにこれをアルバムのタイトルにしようと決めたよ。

――アルバムのリード曲の一つである「Pink & Green」のMVもその頃に撮影したのでしょうか?

Gold Panda: そうだね、同行していたフォトグラファーのLaura(Laura Lewis)がGoProであの映像を撮ったんだ。

Gold Panda – Pink & Green | 『Good Luck and Do Your Best』収録

 
――アルバム・タイトルが日本で生まれたからMVも日本で撮った映像を使おうと?

Gold Panda: ああ、元々はアルバムじゃなくてフィールド・レコーディングと本を合わせた作品を作るつもりだったんだ。滞在時は今君が使っているようなTASCAMのレコーダーでフィールド・レコーディングをしていたよ。帰国してからそれらの素材を使って作った曲が今回のアルバムにも収録されているんだ。

――パーソナルな質問になってしまうかもしれませんが、5曲目の「Song for Dead Friend」というタイトルが気になりました。

Gold Panda: この曲は2人の友人に向けた曲なんだ。1人は今年うつ病で自殺してしまった友人で……名前はこのアルバムのクレジットにも刻んでいるよ。
もう1人は自分が音楽を作る前からの友人だったんだ。年上のイギリス人で、日本に移り住んでテクノを作っていた。すごい音楽に情熱を持った人だったんだけれど、7年前に脳梗塞で亡くなってしまってね……
彼はいつも僕に音楽をやれって背中を押してくれる存在だったんだ。

――今も貴方の音楽に対するモチベーションを支えているんですね。

Gold Panda: ああ、彼が亡くなった後に本当に音楽でキャリアを作ろうって決意してミュージシャンになったんだよ。

――最近聴いたレコードで何か気に入った作品はありますか?

Gold Panda: 映画自体はまだ見ていないんだけど『裸の島』のサウンドトラックやTim Heckerのアルバムかな。日本の古いジャズも聴くよ。

――そういう日本の古い作品からサンプリングすることもありますか?

Gold Panda: うん、中古ショップで買ったレコードをサンプリングしたりするから、このアルバムにもそんな音が入っているよ。

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今回のインタビューにて撮影

 
――今回はプロモーションでの来日ですが、そういったショップにはもう行かれましたか?

Gold Panda: ああ、Theo ParrishみたいなハウスのCDをディスクユニオンで買ったりしたね。プロモーションが終わったら、千葉に移動して「Chiba Nights」(『Good Luck and Do Your Best』収録曲)のMVを撮るよ。
いつもは本八幡の友人の家に泊まるんだけど、今回は友人の子供の邪魔をしないようにホテルに泊まるんだ(笑)

――なるほど、色々お話頂きましたが今回の作品は日本から影響されている点が多いということでしょうか?

Gold Panda: そうだね。やっぱり友達に会いに年に2回位は日本に来るし、常にインスピレーションのもとになっている部分はあるかな。でも、”日本の音を使ったアーティスト”みたいな存在にはなりたくないし、あくまで自然にありたいと思っているよ。

――今回のアルバムをリスナーにどのように聴いてほしいか何かイメージはありますか?

Gold Panda: 僕自身は旅や移動中に音楽を聴くのが好きだね。そうそう、アルバムに「In My Car」って曲が入ってるんだけど、乗ってる車が古いやつだから自分で焼いたCD-Rが再生出来なくて聴けなかったんだよね。今日初めてプレスした自分のCDをもらったからやっと車の中で聴けるよ。
まあでも最近ロンドンに移ったからあまり車に乗る必要がなくなってしまったんで、その車はもう売っちゃうつもりなんだけどね……(笑)「In My Car」は彼女の車で聴くよ(笑)

Gold Panda – In My Car | 『Good Luck and Do Your Best』収録

 
――既に秋にはジャパン・ツアーが決定していますね。貴方もとても楽しみにしていると伺いました。日本のオーディエンスは海外と比べて何処か印象が違いますか?

Gold Panda: 日本でも場所によって印象が変わるね。例えば東京はロンドンやニューヨークに似ててトレンディな街であるしオシャレな人も多いからお客さんも落ち着いてるなと感じたんだけど、逆に関西はみんな感情を爆発させて踊ってて……(笑)

――ありがとうございました。今度の来日を楽しみにしています。

Tugboat Records presents Gold Panda Live in JAPAN 2016

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イベントページ
http://www.tugboatrecords.jp/category/event

下記フォームより限定数で全公演レーベル割受付中
http://goo.gl/forms/LojOn58BUp

2016/10/15(土) CIRCUS OSAKA
【時間】OPEN 19:00 / START 19:30
【出演】Gold Panda,Erik Luebs
【DJ】MAYUMIKILLER (LOSER)
【前売り価格】 ¥4,000(ドリンク代別)
【レーベル割価格】¥3,500(ドリンク代別)*限定50枚
http://goo.gl/forms/LojOn58BUp
【前売り】Pコード:294-444/Lコード:55101/e+
peatix http://peatix.com/event/156835

2016/10/16(日) 京都METRO
【時間】OPEN 19:00 / START 19:30
【出演】Gold Panda,TOYOMU
【DJ】isagen
【前売り価格】 ¥4,000 (ドリンク代別)
【レーベル割価格】¥3,500(ドリンク代別)*限定50枚
http://goo.gl/forms/LojOn58BUp
【前売り】Pコード:294-836/Lコード:55977/e+

2016/10/18(火) 渋谷WWW
【時間】OPEN 19:00 / START 19:30
【主演】Gold Panda,DE DE MOUSE (VJ : 北千住デザイン)
【前売り価格】¥4,500 (ドリンク代別)
【レーベル割価格】¥4,000(ドリンク代別)*限定100枚
http://goo.gl/forms/LojOn58BUp
【前売り】Pコード:294-783/Lコード:72961/e+

主催・企画制作:Tugboat Records Inc.

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