Interview Archive: Lana Del Rey (2011.10)

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本稿は音楽サイトPrivate Dubが2011年10月に公開したインタビュー記事のアーカイヴです。


Interview: Lana Del Rey (This article was first published by Private Dub)

by Satoru Teshima (lights and music)

若干24歳のシンガーソングライターLana Del ReyことLizzy Grantはまさに彗星のように現れた。
彼女自ら監督、編集を手がけた「Video Games」がYoutubeにアップロードされると、 すぐにピッチフォーク、ガーディアンなど世界中の音楽メディアやブロガーがこぞって彼女の特集を組んだ。楽曲を包むオールドスクールな雰囲気と湿りを帯びた甘い歌声、そして圧倒的な個性に世界が魅了されたのだ。
Lizzy Grantはニューヨーク州のLake Placidと呼ばれる田舎町で生まれ育ち、数々のコーラス隊に参加した。2010年にThe StrokesやPaul McCartneyなどを手がけたプロデューサーDavid Kahneの元でデビューアルバム『Lana Del Rey』をiTunes Store限定でリリースしているが、わずか三ヵ月後に削除。理由として「みんなには私の新しい音楽に集中してほしいから」とコメントしている。住居を転々としながら現在はロンドンでレコーディング作業中だそうだ。
彼女の歌は虚構と真実、光と闇、荒廃と壮麗、敵意と愛情の二面性を照らし出す。「Kinda Outta Luck」で彼女は悪に惹かれるモーテルの歌手になりきり、子猫のような人懐っこさでこう歌う。

こっちへ来て冷たいお酒を注いでよ/ベイビーわかるでしょ、私は危険な女なの/これが楽しいって思うの間違ってるかしら/あんたの頭を銃で後ろから撃ちぬくの/彼を取り戻したいのだけど/思ったようには行かないみたい

ここに描かれる世界はまさにハリウッド的であり、50~60年代のグラマーと名声の光と闇を現代風に体言している。
今回Private Dubは世界が注目するLana Del ReyとE-mailインタビューを敢行した。彼女の芸術に対するアプローチ、アメリカへの想い、Elvis Presleyへの愛、そしてデビッド・リンチ監督との関係について質問をした。彼女の特異なキャラクターと「二面性」へのこだわりをまじまじと察することが出来る貴重なインタビューになった。

 
–Lana Del Reyをまだ知らない人のために教えてください。彼女は何者?

Lana Del Rey: Lana Del Reyは他にいる女の子と変わりはないわ。彼女は迷子なの。特急電車のような人生のレールに乗って真実の愛と音楽を通して、誰かに見つけてもらうのを待っているのよ。

–あなたはElvisへの愛を公言していますね。もし一日彼と過ごすことが出来たら何をしたいですか?

Lana Del Rey: 彼とヤる。

–トレイラーパーク(トレイラーで移動できるタイプの家)からニューヨーク、そしてロンドンまで住居を転々としていますが、新しい場所に引っ越すたびにアーティストとして何か違った影響を受けますか?

Lana Del Rey: 時々は。でも大抵私は私自身の心の中に住み着いているから。ニュージャージーのトレイラーパークでの生活とロンドンのケンジントンホテルの生活は全く違うわね。両方の暮らしは愛らしくて同時に寂しいものでもあった。それぞれ違った感覚で同じことを感じたの。

–あなたのフォーカスは歌うこと、作曲すること、そして(ビデオの)編集することだとお聞きしました。自己のコントロールに長けているようですが、もし誰かがあなたに歌をオファーしたら引き受けますか?

Lana Del Rey: どうだろう……多分ね。Franks SinatraとNirvanaのカヴァーならやったことがあるんだけど。

–私は音楽を総合的なアートとして見ています。そこには文学があり、シネマトグラフィー、フォトグラフィー、ライブパフォーマンスも含まれ、政治的にだって望めばなれるんです。音楽家としてのあなたの芸術的アプローチとは?

Lana Del Rey: 私がする全てのことに対するアプローチは「直感に従って、私自身であること」よ。
私の音楽やビデオ制作に対する芸術家としてのアプローチは「壮麗」と「荒廃」の両方を体現すること。闇と光の闘いを掘り下げて行くためにね。

–Beckがインタビューでアメリカン・アイドルが人々(アーティスト)をお利口さんに変えてしまい、音楽のランダムな所が奪われてしまったのかもしれないとコメントしていました。そして、50年代や60年代はカリスマ性や特別な歌声がなければ歌手にはなれませんでした。あなたの現在のアメリカのポピュラーミュージックに対する見解を教えてください。

Lana Del Rey: ひどいもんだわ。

Lana Del Rey – Video Games

 

–あなたの音楽ビデオには、アメリカのイメージが多くはためいていますね。何故ビンテージのスーパー8で撮影されたようなアメリカのイメージに心酔するのですか?

Lana Del Rey: アメリカの中で若々しく、そして恋に落ちることを信じているからよ。それにフィルムが持つ鮮やかな色調とテキスチャーが大好きなの。

–あなたは「曲の中に生きている」とおっしゃっていましたが、あなたの曲はフィクションですか?それとも自分の人生を投影したものですか?

Lana Del Rey: 私、もう自分の曲の中に生きてないのよ。私の外の世界(現実)が私の内面の世界から生まれた楽曲を投影し始めたから。いくつかの楽曲はリアルな人生について書かれているし、私が書いた歌詞が現実の物へと姿を変えたのよ。
よく「人生がアートを模倣する」って言うじゃない。私の場合それが通用してるのね。

–あなたは自身の音楽をシネマと称し、デビュー作をデビッド・リンチ監督のサウンドトラックと比較していましたね。ガーディアンが最近リンチ監督のアンダーグラウンドミュージックに与える影響を記事にしていたのは興味深かったです。あなたの「Video Games」のビデオを引き合いにして、「マルホランド・ドライブのようなハリウッドに対する夢のダークサイドを描いている」とコメントしていました。 あなたにとってデビッド・リンチ監督とは? また、新しいLPは再び何かのサウンドトラックになるのでしょうか?

Lana Del Rey: 最近になるまで私がリンチ監督の作品と関わりがあることを知らなかったの。彼のアメリカンドリームの暗黒面と、普遍的な幸せと名声の追求の危険性を表現することへの興味に私は共鳴したわ。
新しいアルバムは私の人生のサウンドトラックのように聞こえるはずよ。

–最後に、もし一日映画を見て過ごせたら何を見ますか?

Lana Del Rey: 「三つ数えろ」「ロリータ」「スカーフェイス」と「ゴッドファーザー2」ね。
 

Lana Del Rey – Kinda Outta Luck




 
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