Focus: 独占取材で見えた〈Beggars Group〉との業務提携を解消してでも 〈Hostess〉が貫いた信念とこれからの展望

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hostess

 

今月14日に〈Hostess Entertainment〉(以下Hostess)が発表し、インディミュージック・ファンの間で大きな話題となった〈Beggars Group〉との業務提携解消。
〈Beggars Group〉の傘下レーベル〈XL〉〈Young Turks〉〈4AD〉〈Rough Trade〉〈Matador〉には、現代のインディミュージック・シーンを牽引する人気アーティストやバンドが綺羅星の如く所属しており、そんな彼らがこぞって出演する〈Hostess〉と〈Ynos〉が手がけるライヴ・イベント「Hostess Club Weekender」の今後を含め、「〈Hostess〉、そして日本の洋楽シーンはこれからどうなってしまうんだろう?」と不安の混じった声も聞かれます。
今回Public Rhythmは、その〈Hostess〉に独占取材を敢行。その回答からは、彼らがビジネス以上に大事にする強い信念、そしてこれからも日本の洋楽シーンを盛り上げようとする覚悟がうかがい知れました。

 

(Interview by Public Rhythm)

 

Q. 〈Beggars Group〉の件は驚きました...とはいえ、12月、そして来年以降も〈Hostess〉はAngel OlsenやWeyes Blood、Cloud Nothingsなど注目のリリースが何作も控えていますね。

A. 2017年予定しているリリースはどれもエキサイティングですよ。音楽にとって素晴らしい年になると思います。

 

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Q. 12月には、9日(金)に新木場 Studio Coastにて現在のアメリカを代表するシンガー・ソングライターの一人であるRyan Adamsの単独公演が開催されます。
昨年のフジロックでもそのライヴ・パフォーマンスが好評でしたが、今回は初の単独公演ということで本人や皆さんも気合が入っているのではないでしょうか。

A. 何年も待ち望んだライアンの来日ですからね、やっと実現できて感激です。今の彼のライヴは最高のものですし、初の単独来日公演には心底ワクワクしています。

 

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Q. 来年1月31日(火)には、こちらも大物のPJ Harveyの単独公演が予定されています。実に22年ぶりの来日ということで、初めて生で彼女のパフォーマンスを体験する方が多いと思いますが、当日はどのようなセットになるのでしょうか。

A. スター揃いの総勢10名のバンドを率いての来日は、近年最高のライヴになること間違いないでしょう。ポリー(PJ Harvey)が遂に日本でライヴをやる...これ以上の幸せはない、そんな気持ちです。

 
Q. 〈Beggars Group〉との業務提携解消について伺ってよろしいでしょうか。
〈Beggars Group〉が抱えるレーベル、そしてアーティストを考えると〈Hostess〉としても大変難しい決断だったのでしょうが、今回の経緯について少し具体的にお聞かせください。

A. ホステスはベガーズ・グループ傘下のレーベル、そしてそのアーティスト、マネージャー達と非常に良い関係にありますから、音楽的にも個人的にも非常に難しい決断でした。

ですが、ベガーズ・グループからは今後、日本市場に対して世界の他地域と「同様」のアプローチを取ると何カ月も前から明確な要望と方針を示されていました。それは、イギリスから日本のマーケットをコントロールする管理体制を取り、各国独自のマネージメントは削減させるというものでした。 日本のオーディエンスは他の国と全く同じではないですし、日本にとって最善な方法を考えるのが然るべきであることから、どうしても合意することができませんでした。結論は明らかだったのです。

 
Q. 〈Beggars Group〉との業務提携解消の発表で触れられていた〈Hostess〉が洋楽市場で遂行しようとしている” これまで以上にローカライズされた戦略と計画”とは一体どのようなものなのでしょうか。

A. ファンの多くは(音楽)ビジネスの裏事情なんて耳にしたくないものですし、私たちも表立った発言は控えるようにいますが、敢えて言うと日本のレコード会社は日本のオーディエンスにとって最良の音楽体験ができるようにと、独自の戦略と計画に則って作品をリリースしようとしています。

洋楽は日本で生まれたものでは無いのにも関わらず、歴史的にみて欧米のアーティストと日本のファンの間には長年に渡る強い信頼関係があります。私達はこれまで以上にこの特別な関係を尊重し、発展させていきたい...そのために役立ちたいと思っています。楽して儲けるのではなくてね。

市場からの撤退、CD流通以外の全権利の撤廃、(宣伝を含む)リリース企画の中央管理方針によって、日本の音楽市場の優先度は更に低くなると考えています。アーティストやマネージャー、そしてレーベルのために日本のマーケットを軽視しないよう必至に働きかけている、大切な時期においてそれは誤った方向性ですし、私たちの、この日本の市場のためにもベガーズ・グループのような影響力のある会社に立ち向かうのは正しい選択だったと思っています。

 

HCWheader

 

Q. これまでの「Hostess Club Weekender」のラインナップが〈Beggars Group〉のアーティストが軸となっていたこともあり、同イベントやひいては 〈Hostess〉の今後を心配されている方も多いと思います。
最後に〈Hostess〉ファンの皆さんが安心、期待できるような コメントを頂けますか。

A. 私たちが既に取り組んできた、まだ契約期間があるアーティストに関しては、ベガーズ・グループ所属でも公演を企画させて貰うつもりですし、2017年も幅広いアーティスト陣と数多くの公演やツアーを敢行する予定です。Hostess Club Weekenderについては、人も手間もお金も掛るイベントなのでちょっとお休みをいただいていますが、思ったよりも早い時期に再開されると思って期待していてください...HCWが無いと皆退屈でしょうから!

 

ホステス・エンタテインメントとしては、このインタビュー内容を公に議論する意図はなく、Public Rhythmからの質問を受け、ファンにとっても無関係な内容ではないと思い、上記の様に回答させて頂きました。

ホステス株式会社広報担当

 

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