Interview Archive: Cloud Nothings (2012.02)

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(Photo by Ryan Manning)
 

本稿は音楽サイトPrivate Dubが2012年2月に公開したインタビュー記事のアーカイヴです。

Interview: Cloud Nothings (This article was first published by Private Dub)

取材: 手島智,加納薫
翻訳: 手島智

-まずCloud Nothingsについて簡単に自己紹介をお願いします。

Dylan Baldi(以下Dylan):Cloud Nothingsは2009年に僕のソロプロジェクトとしてはじまったけれど、それからもっと4人全員のエネルギーを集めた団結力のあるバンドへと成長したよ。

-今回のアルバムは全8曲と普通のアルバムと比較するとかなり収録曲が少ないですし、サウンドも過去の作品よりずっと攻撃的です。本作では楽曲制作の過程に何か違いはありましたか?

Dylan:ああ、今回僕達は初めて本物のスタジオでレコーディングをしたんだ!バンドとしてレコーディングをしたのも初めてのことだったよ。今までは僕一人で全ての楽器を担当していたからね。この両方の局面が作品全体のサウンドをかなり変えたんだ。

-この作品は人々にバンドを始めさせたくなるようなそういう力があると思います。その効果を意識的に狙ったのでしょうか?

Dylan:それは狙っていなかったけど、嬉しいニュースだね!僕は好きなレコードをかけても絶対に最後まで聴き通せなくてね。 それは途中で興奮して「自分の音楽を作ろう」ってインスパイアされるからなんだ。だから『Attack On Memory』が同じ影響をリスナーに与えられるっていうのは嬉しいニュースだよ。

-あなたにとって「バンド」とは何でしょうか?どのように説明しますか?

Dylan:バンドというのは、メンバーがそれぞれ自身の個性とセンスに従ってプレイするミュージシャンの集まり。本当に優れたバンドは個性が歯車の様にかみ合って、何か全ての部分を合わせたものよりも大きくて面白いものを作り上げる時に生まれるんだ。

-“Wasted Days”はバンド史上最長のトラックですね。この曲はどのようにして生まれたのでしょうか。

Dylan:前から何か長くて途中にノイジーなジャムがある曲を作りたいと考えていて、それでバンドとしてやってみたんだ。このトラックは多分君達に聴こえているサウンドよりも、もっと念入りに構成された曲なんだよ。すごく練習が必要だったんだから!

-プロデューサーのスティーブ・アルビニはあなたたちがレコーディングしている間ずっとFacebookでScrabbleをプレイしていたと聞きましたが、制作現場はかなり放任的な環境だったのでしょうか。彼はプロデューサーというよりもエンジニア気質な人間だと思いますが、レコーディングの際に彼とどんな言葉をかわしましたか?

Dylan:スティーブとの仕事は最高だったし、そのチャンスを得ることができてとても嬉しいよ。彼は確実にレコーディングには放任的なアプローチをとっている。でも彼はぜんぜん怠け者なんかじゃないし、バンドと同じくらい懸命に働くことに前向きなんだ。音楽のことはあまり話さなかったし、僕らのレコーディングしている作品の内容のこともそんなに話さなかった…どちらかというと身の上話や、彼のフード・ブログについて話したかな。

-このアルバムでCloud Nothingsが見せた変化はアルビニが録ったからではなく、バンド自身の変化や成長によるものが大きいのではないかと感じています。それについてあなたも同意見ですか? 前作のリリース後何か心境の変化があったのですか?

Dylan:まったく賛成。ここに収録されている曲はアルビニを意識せずに書いたもので、彼の影響力の外から生まれたものなんだ。ファーストアルバムのリリースとそれに続くツアーの後、シンプルで真っ直ぐなタイプの曲を演奏することがつまらなくなったんだ。僕は何かバンドを音楽的に進歩させるレコードを作ろうと決めた。それでも作品に今までのCloud Nothingsのトレードマーク的なサウンドが明らかに残っているのは、まだ僕が作曲を担当しているからなんだ。前作からの180℃転換というよりは進化だね。

-このアルバムを作る上で具体的にあなたに影響を与えたアーティストはありますか?

Dylan:The Wipersはこの作品にもっとも大きい影響を与えたバンド。それは疑いの無い事実。過去一年半の間彼らに虜になってしまって、もう彼ら以外の音楽はほとんど何も聴かなかった。だから彼らはこの作品のサウンドとスタイルに大きいインパクトを与えた。音楽的にも歌詞的にもね。

-昨年おこなったFucked Upとのツアーはどうでしたか?なにか彼らから学んだことや、影響されたことはありますか?

Dylan:Fucked Upとのツアーはファンタスティックだった。彼らは素晴らしいバンドだよ。全く非コマーシャルな音楽を作るバンドがツアーに出ることができて、その活動を生業としているのを見て活気づけられたよ。

-新作は数々のポジティブな評価を獲得しているようですが、あなた自身今回のアルバムの手応えは? またアルビニと仕事したいと思いますか?

Dylan:このアルバムを誇りに思っているけれど、絶対に次はもっと良くなるよ! またアルビニと仕事するのも嫌じゃないけど、多分物事をフレッシュでエキサイティングに保つために次は違うプロデューサーと組むだろうね。

-最後に今後の活動予定について教えてください。

Dylan:今年中はほとんど休むことなくツアー、でも願わくばどこかでブレイクをとって何か新しいものをレコーディングしたいと思ってる。1年単位のアルバムリリースのペースを保つために。

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