ラッパーECDの闘病ドキュメンタリーをメディアレーベル〈lute〉が公開、家族との日常と楽曲制作風景に密着

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進行性がんを公表しているラッパー・ECDの闘病ドキュメンタリーをメディア・レーベル〈lute〉が公開した。
本映像では闘病中のECDが音楽と向き合う様子や、いつか訪れる家族最後の日を写真に収め続ける写真家で妻の植本一子、そしていつも通りに過ごそうと明るく生きる2人の娘の、石田家の今の日常が収められている。
ディレクションはECDのMVを手掛ける佐々木堅人が担当。なお、本作はスペースシャワーTVのアーカイブサイトDAXとluteのコラボレーション作品の第一弾でもある。

56歳、現役ラッパー。一筋縄ではいかなかったキャリアと、家族でいる幸せな時間、そして闘病。
2016年初秋に、上行結腸と食道が進行性がんに罹患していることを公表した日本最高齢の現役ラッパー・ECD(石田義則・56歳)。
1987年に音楽活動を開始し、伝説的なヒップホップイベント「さんぴんCAMP」を成功させるも、遅れてやってきたジャパニーズラップブームに背を向けるように独自の表現の場へ。
2008年には24歳年下の写真家・植本一子と結婚。その後、50歳で2女をもうけ、昼間は舞台設備の仕事をしながら音楽制作活動を行い、病が発覚してからも闘病の傍、その命を刻むように活動を続けている。

闘病を続ける夫のとなりで、「家族最後の日」を写真に収め続ける妻・植本一子
いなくなってもいい、娘たちと3人で暮らしていける。そう思っていたという妻の植本一子だが、いざ現実に直面するとECDの存在の大きさに驚いたという。飾らない言葉、被写体の感情まで蘇るような写真、この状況から生まれてくる瞬間を、彼女は『家族最後の日』として一冊の本にしたためていた。
本映像には、進行性がんという先の見えない闘病生活に揺れるECDの命の前で、子どもたちに流れている日常の賑々しさに似た生命力とのコントラスト、そしてそれを収める彼女の極めて凛とした姿が収められている。

音楽仲間からのドネーション、力の限りのレコーディング、妻の気持ち、そして今。
ECDが自身の病を公表してから、次々とドネーションに向けてアクションを起こし始めるかつて一緒に音楽で通じ合った仲間たち。TシャツやCD、ポスター等のグッズを制作し、ライブでチャリティーグッズとして販売。ECDは収益金を仲間から受け取ると、家族に残せるお金でもあると語り、そのお金を握りしめた。
そして、弱る体を携えてレコーディングを敢行したECDと、それに対し「治療に専念もせず頭にきた」と語る植本。ラッパーとしての言葉を残したい気持ちと、妻としての体を休めてほしい気持ち、それぞれの思いが交錯する。そして、年が明けた2017年もECDと家族の闘病は続いている。

ECD Profile
1960年生まれ。87 年にラッパーとして活動開始。96年には伝説のヒップホップ・イベント「さんピンCAMP」のプロデュースを経て、03年からは自身のレーベルFINAL JUNKYから作品を発表している。
執筆活動も行なっており、著書には「失点イン・ザ・パーク」「ECDIARY」「いるべき場所」などがある。

植本一子 Profile
1984年広島県生まれ。2003年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞。写真家としてのキャリアをスタートさせる。広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活躍中。2013年より下北沢に自然光を使った写真館「天然スタジオ」を立ち上げ、一般家庭の記念撮影をライフワークとしている。著書に「働けECD~わたしの育児混沌記~」(ミュージック・マガジン)「かなわない」(タバブックス)がある。
2017年2月1日に新刊「家族最後の日」(太田出版)を発売。2月1日から渋谷の Nidigalleryにて個展「家族最後の日の写真」を開催。

Nidi gallery企画展 植本一子写真展「家族最後の日の写真」
写真家で文筆業でも多くの支持を集める植本一子の最新刊『家族最後の日』(太田出 版)の出版を記念した写真展「家族最後の日の写真」が開催されます。企画展では本作品に収録された写真作品の展示、並びに『家族最後の日』の同時発売が行われます。
開催期間:2017年2月1日(水)~2月7日(火)13:00-20:00
開催場所:Nidi gallery ( http://nidigallery.com/schedule/23991 )

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